出っ歯だと口呼吸になりやすい原因と改善方法を紹介

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「朝起きると喉がカラカラに乾いている」「妻から昨晩もいびきがひどかったよ」と指摘されるそんな悩みはありませんか?

お悩みを抱えている方のなかには、自分の口元がだらしないのは、出っ歯のせいかもしれないと感じている方もいるでしょう。

出っ歯で口が閉じにくい状態を放置するのは、見た目の問題だけでなく、睡眠時無呼吸症候群や歯周病などの健康リスクを招く原因になります。

出っ歯と口呼吸は、密接に関連しています。出っ歯だから口呼吸になり、口呼吸がさらに出っ歯を悪化させるという負のスパイラルが存在します。しかし、この悪循環は適切なアプローチで断ち切ることが可能です。

本記事では、出っ歯が口呼吸を引き起こす原因と、出っ歯や口呼吸を放置するリスクを解説します。

出っ歯と口呼吸を治す方法もご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ出っ歯だと口呼吸になりやすいのか

出っ歯と口呼吸は密接な関係にあり、お互いが原因となって症状を悪化させるのが特徴です。まずは、出っ歯だとなぜ口呼吸になりやすいのか原因を見ていきましょう。

  • 前歯が邪魔をして物理的に唇が閉じにくいため
  • 口を閉じるための筋肉が弱いため
  • 下顎が後退して気道を広げようとするため

ひとつずつ解説します。

前歯が邪魔をして物理的に唇が閉じにくいため

上の前歯が前に突き出ていると、それが壁となり、上唇と下唇をぴったり合わせるのが難しくなるのが口呼吸になりやすい原因です。無理に口を閉じようとすると、顎にシワが寄るほど力を入れなければならず、リラックスしているときはどうしても口が半開きになります。

とくに寝ている間は筋肉の力が抜けるため、自然と口が開きっぱなしになり、朝起きると喉がカラカラに乾いている場合が多いです。口呼吸による口腔内の乾燥が続くと、ウイルスが直接体内に入りやすくなり、風邪を引きやすくなるなどの健康被害にもつながります。

関連記事:出っ歯で口を閉じて笑えない原因と改善法|費用を抑える方法も紹介

口を閉じるための筋肉が弱いため

口の周りにある口輪筋(こうりんきん)という筋肉が十分に発達していないと、唇を閉じた状態をキープできず、無意識に口が開いてしまうのも、口呼吸になる原因です。出っ歯の人は普段から口が開いている時間が長いため、口を閉じる筋肉を使う機会が減り、年齢とともにどんどん筋力が衰える傾向があります。

筋肉が弱まると、さらに口が開きやすくなるという悪循環に陥るため、意識的に筋肉を鍛えるトレーニングを取り入れるのが大切です。

下顎が後退して気道を広げようとするため

出っ歯の人のなかには、上顎が出ているだけでなく、下顎が小さく奥に引っ込んでいる下顎後退という骨格のタイプがいらっしゃいます。

下顎がうしろにあると、舌の根元が喉の奥に落ち込みやすく、空気の通り道である気道が狭くなって息苦しさを感じやすいです。そのため、体は無意識に口を開けて気道を広げ、より多くの空気を取り込もうとして口呼吸になります。

下顎が後退しているタイプの方は、寝ている間に気道が塞がれやすいため、ひどいいびきや睡眠の質の低下につながるリスクがあります。

出っ歯と口呼吸を放置するリスク

出っ歯で口が閉じにくい状態を放置すると、単に見た目が気になるだけでなく、虫歯や感染症、睡眠障害といった全身の健康トラブルを引き起こす原因になります。以下でどのようなリスクがあるか解説します。

  • 虫歯・歯周病や口臭の原因になる
  • 風邪やインフルエンザにかかりやすくなる
  • 顔のたるみやアデノイド顔貌が進む
  • 睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる
  • 出っ歯がさらに悪化する

ひとつずつ見ていきましょう。

虫歯・歯周病や口臭の原因になる

出っ歯による口呼吸を放置すると、口のなかが常に乾燥し、唾液が本来持っている殺菌作用や自浄作用が働かなくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

本来、唾液が口内の汚れを洗い流し、細菌の繁殖を抑えてくれますが、口呼吸によって唾液が乾いていると、細菌が増殖しやすい環境になってしまうのです。その結果、歯茎の腫れや痛みだけでなく、周囲の人が不快に感じるような強い口臭の原因にもなります。

関連記事:叢生で歯周病リスクが高まる理由と治療するメリットを解説

関連記事:出っ歯が口臭の原因?口臭を改善する治療法と対策を紹介

風邪やインフルエンザにかかりやすくなる

口呼吸は本来なら鼻が果たしているフィルター機能を通さずに呼吸するため、ウイルスや細菌が直接体内に入り込み、感染症にかかりやすいです。鼻毛や鼻の粘膜には、空気中のホコリや異物の侵入をブロックし、吸い込む空気を温めて加湿する役割があります。

口呼吸では、冷たく乾いた空気が無防備な喉の粘膜を直撃し、炎症を起こして免疫力を低下させます。頻繁に風邪を引く人は、呼吸法を見直すと体質改善につながるケースも。

顔のたるみやアデノイド顔貌が進む

出っ歯によって口を閉じるための筋肉が使われずに衰えると、顔全体がたるんで老けた印象になったり、骨格の変形が進んだりするリスクがあります。常にポカンと口が開いている状態は、表情筋が緩んでいる証拠です。

とくに成長期の子どもの場合、口が開いたままの癖が長く続くと顎の発達が阻害され、顎が小さく後退したアデノイド顔貌と呼ばれる独特の顔つきになるリスクがあります。

大人であっても、口元の締まりのなさは実年齢以上に見られる原因となるため、早めの対処が大切です。

睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる

口呼吸の習慣があると舌の位置が喉の奥に落ち込みやすくなり、睡眠中に気道を塞いで呼吸が止まる危険性があります。鼻呼吸ができている場合、舌は上顎の天井部分についていますが、口呼吸の人は舌が低い位置にある低位舌になりやすいです。

仰向けで寝た際に重力で舌がさらに沈み込み、空気の通り道を狭くしていびきや無呼吸を引き起こします。日中の強い眠気や疲労感が抜けない場合は、呼吸方法が影響している場合も少なくありません。

出っ歯がさらに悪化する

口呼吸で唇が前歯を外側から抑える力が弱まる一方で、舌が内側から歯を押し出す力が強くなるため、出っ歯がどんどん悪化します。

歯並びというのは、唇や頬が内側へ押す力と、舌が外側へ押す力のバランスが取れている位置に自然と並ぶようになっています。しかし、口呼吸で常に口が開いていると、外側からのガードがなくなり、前歯は舌に押されるがままに前方へ出てきてしまうのです。

放置すればするほど矯正治療が難しくなるため、早めの対策が重要です。

出っ歯と口呼吸を治す方法

出っ歯と口呼吸を根本的に解決するには、原因となっている歯並びを整える治療と、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングの両面からのアプローチが効果的です。以下で出っ歯と口呼吸を改善する方法をご紹介します。

  • 歯列矯正
  • 口腔筋機能療法(MFT)
  • 鼻呼吸テープ

ひとつずつ見ていきましょう。

歯列矯正

歯列矯正で出っ歯を改善し、無理に力を入れなくても自然と唇が閉じる状態を作ります。出っ歯の人は上顎の前歯が邪魔をして唇が閉じにくいため、矯正で歯列全体を内側に入れるのが有効な解決策です。

歯並びがきれいに整うと、唇を閉じる際の不快感や筋肉の緊張がなくなり、意識しなくても自然に鼻呼吸がしやすくなります。

出っ歯を改善する治療法を決める際は、ご自身のライフスタイルや歯並びの重症度に合った治療法を歯科医師と一緒に検討しましょう。歯列矯正は以下の2種類に分けられます。

  • ワイヤー矯正
  • マウスピース矯正

ひとつずつご紹介します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は歯の表面や裏面にブラケットと呼ばれる装置を接着し、そこに通したワイヤーの力で歯を少しずつ動かしていく治療法です。幅広い症例に対応でき、重度の出っ歯や複雑な歯並びでも確実に治療を進められます。

装置は自分で取り外しができないため、24時間常に矯正力が働き続け、治療期間中の自己管理に不安がある人でも効果が期待できるのが特徴です。

マウスピース矯正

透明で薄いマウスピースを、段階的に新しいものに交換しながら歯を動かしていく治療法で、矯正装置が目立ちにくいのが特徴です。ワイヤー矯正と比べて痛みが少なく、食事や歯磨きの際には自分で取り外せるため、口のなかを衛生的に保ちやすいメリットがあります。

ただし、1日20時間以上の装着時間を守らないと計画通りに歯が動かないため、患者自身の自己管理能力が治療の成功を左右します。

口腔筋機能療法(MFT)

舌や唇、頬などの口周りの筋肉をトレーニングし、食べる・飲む・呼吸するといった機能を正しく働かせるための療法です。歯列矯正だけでは治りきらない舌を前に出す癖や常に口が開いている癖を改善するために活用されています。

舌が低い位置にあると出っ歯の後戻りや口呼吸の原因になるため、舌を上顎につける正しい位置スポットを覚える練習を通じて、鼻呼吸の定着を目指します。

鼻呼吸テープ

就寝時に上下の唇をまたぐように専用のテープを貼り、物理的に口が開かないようにして鼻呼吸を促す補助的なアイテムです。寝ている間は無意識に口が開きやすいですが、テープで閉じる習慣をつけると、起床時の喉の渇きやいびきの軽減に役立ちます。

ドラッグストアで手軽に購入できますが、鼻炎で鼻が詰まっているときに使うと呼吸ができなくなるため、鼻の通りが良いときに使用するのが一般的です。

まとめ

出っ歯と口呼吸は密接に関係しており、放置すると見た目のコンプレックスだけでなく、免疫力低下や睡眠障害といった健康リスクを招く原因になります。大人はもちろん、成長期の子どもにとっても、早期に歯列矯正や筋機能療法をおこない、鼻呼吸を定着させることが将来の健康を守るポイントです。

まずは専門医に相談して、家族みんなで健康的な口元と質の高い睡眠を手に入れましょう。

当院では、大人のための目立ちにくいマウスピース矯正から、お子様の口呼吸を改善して正しい成長へ導く小児矯正まで、ご家族皆様のお悩みに対応できる豊富な治療法をご用意しております。

阪急南千里駅直結で通いやすい環境を整えておりますので、ご自身や大切なお子様の将来のために、まずは当院の無料相談でお気軽にお話をお聞かせください。

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野澤修一

コラム監修者

はぴねす歯科・矯正歯科 南千里駅前クリニック 総院長 野澤 修一
福岡歯科大学を卒業後、福岡県・大阪府・兵庫県の歯科医院にて14年間勤務。その後、2014年9月に「はぴねす歯科石橋駅前クリニック(大阪府池田市)」、2018年6月に「緑地公園駅前クリニック(大阪府府中市)」、2020年7月に「川西能勢口駅前クリニック(兵庫県川西市)」、2022年11月に「尼崎駅前クリニック(兵庫県尼崎市)」を開院。現在は医療法人はぴねすの理事長として4医院を運営。

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